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映画

戸田恵梨香 永野芽郁 W主演映画 母性 考察まとめ!見る人によって解釈が違う!【ネタバレあり】



引用 公式サイト



湊かなえ原作の大ヒット小説 母性が映画化されました。



みなさんもうご覧になりましたか?

見る人によって解釈が異なるこの映画。

公開当初より色んな感想がSNSで話題になっていますよね。


母性とはなにか・・・。

愛と激情のミステリー映画となっています。


W主演の戸田恵梨香、永野芽郁ならびに大地真央、高畑敦子と豪華キャストが面なうこの映画を考察していきます!

引用 公式サイト



あらすじ

女子高生が遺体で発見された。その真相は不明。事件はなぜ起きたのか?

普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。愛せない母と、愛されたい娘。

同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、二人の話は次第に食い違っていく・・・。

2つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。

母性に狂わされたのは母か?娘か?

引用 公式サイト



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1.なぜ母と娘でこんなに回想が違うのか?



同じシーンなのに母ルミ子(戸田恵梨香)の回想と娘 清佳(永野芽郁)の回想が違いすぎて!

父親の不倫、祖母が自分も守るために自ら命を絶ったことを知ってただならぬ状態で帰ってきた清佳(永井芽郁)。

そんな清佳にルミ子は愛してると抱きしめた、と回想。

清佳は母に首を絞められた、と回想・・・。

なぜこんなに違うの?

ルミ子にとって愛しているのは娘ではなく自分の母。

そんな母が娘の清佳を助けるために死んだこと、自分が母を助けられなかったことを昇華できていない。

母の最後の言葉「あなたの愛をこれからはこの子に・・・大切に育ててあげて」

この言葉通りにしなければならない!と思って必死に育ててきたけど、結局母性は生まれず。

なぜ最愛の母が死んだのか、娘の清佳が知ったことで蓋をしていた感情が溢れた。

一方、娘の清佳はなぜ今まで母から愛情がもらえなかったのか全てを悟った深いシーンに感じました。


2.ルミ子の母はなぜ死んだのか?



台風によって倒れてきた大木が原因で下敷きになってしまったルミ子の母と幼いころの清佳。

ラストシーンでなぜルミ子の母は死んでいったのか、娘 ルミ子との最後の会話がとにかく衝撃的!

自分が自ら死ななければ娘をも助けないであろうルミ子を案じていたのだと感じたシーン。

日頃から母に依存して娘への感情が歪んでいることを、ルミ子の母はわかっていたのでは?

それにしても原作を見ていなかったので、なぜ死んだのかを知った時は衝撃でした・・・。

3.清佳に母性は芽生えるのか?



ラストシーン、大人になった清佳は妊娠していることがわかります。

そのことを母に電話で報告。

電話が終わったあと、独り言で「私はどっちかな?」とお腹をさすりながら自分に問いかける。

母性があるのか、ないのか・・・。

本来なら喜ばしい妊娠もどこか複雑な気持ちのような清佳。

母に愛されたくても結局心から愛されず育った清佳には、自分が母になった時にどんな感情になるのか。

しかし、セリフはないながらも歩き出した清佳は心なしか吹っ切れたように微笑んでますよね。

自分は絶対にお腹の子を愛す、という強い決意が表情で読み取れました。

以上、母性の考察まとめでした。




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5.見どころ



大地真央さん演じるルミ子の母、そして高畑敦子さん演じるルミ子の義母。

もうこのお二人の登場するシーンはさすがの演技に引き込まれます。

対極的な『母』の姿を見事に表現してくれていますよね!

ルミ子の優しい母、憎しみしか言わない義理母、どちらの母に対しても尽くして愛されたい、という歪んだ感情。

でもラストシーン、ボケてしまった義理母のセリフ「私の大切な娘・・・ありがとうございます」に心が救われましたね。

義理母はルミ子だと認識していないでしょうけど・・・。

6.印象に残ったシーン



ルミ子の母と清佳が倒木によって挟まれてしまう・・・。

のちの回想でルミ子と母との最後のやり取り。

助けたいのは自分の娘じゃなく母!

子供なんてまた産めばいいじゃない!

心に秘めていた感情があらわになったこのシーンはちょっと鳥肌でした・・・。



7.まとめ



母性・・・。


劇中でも大人になった清佳が、誰にでも備わっているものではない、と語っています。

皆さんはどう解釈しましたか?


この劇場ミステリー、被害者は一体誰なのか。

見る人によって違うんでしょうね。



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